新車と中古車

新車値引きガイド


自動車を安く買うためには様々なテクニックや交渉術がありますので、そのコツ学んで皆さんのカーライフ充実にお役立てください。


基礎知識

車両本体価格と総支払額

新車購入の際には車両本体価格の値引以外にも、下取り車やオプション、モデルチェンジの時期、諸経費、ローン金利など多くの要因が 関係しますのでそれらによって支払い総額は大きく変わります。従って車両本体価格は安くても損な場合もあるのです。
自動車を買うときに多くの人は「車両本体価格」を調べて比較しますが、車両本体価格が安くても損な場合があります。 新車の価格で重要視すべきは”総支払額”です。

購入の第一歩

自動車に何を求めるのか
まずは自動車に求めるニーズを明確にしましょう。
現在自動車を持っていて買換えを考えている場合は、今の車の不満な箇所を書き出し、新車に何を求めるのか整理しておきましょう。
デザインなど外観ばかり気にしていると乗り心地や取り回し性、居住空間など実際に使うときに不便な場合もあります。
初めて自動車を買う場合も自分のニーズをしっかり整理しておくと良いでしょう。

競合車を使って値引を勝ち取る

ライバル車種
最近は多くのディーラーで「ワンプライス販売」という販売方法を取っています。このワンプライス販売とはどのお客に対しても同じ価格で販売する方法です。が、まだまだユーザーとの交渉で値引を行っている場合が多いのが現状です。

新車を安く買うために値引してもらう材料として、自分が買いたいと思っている第一候補の車と競合する他車をみつけ、両者の見積を取ることで大きな値引を引き出せる場合があります。
この時の競合車とは互いがライバル車として認識している新車になります。

自分が買いたいと思っている本命の新車とは別に、第二希望・第三希望の車を見つけ、見積を取って支払い総額を比べましょう。

競合車を探すコツは、似たタイプの車であるほどよく、ボディタイプや排気量、価格などから探します。
競合車と思われるものは一通り見積を取っておくと良いでしょう。

上手な購入方法

値引幅の大きい月
3月と9月は多くのディーラーが決算月になります。決算を前にしたディーラーは少しでも売上を増やしたいので、いつも以上の値引をしてでも1台でも多くの新車を販売しようとする傾向があります。

また6.7月と11.12月はボーナス商戦となりますので、他の月より値引が期待できます。

実際の値引額は見積を取ってみないとわかりませんし、ディーラーによって様々ですから、複数の見積を依頼して比較することが大事でしょう。

下取り車
今現在乗っている愛車を売り同じ販売店で次に買う自動車の購入資金に充てることを「下取り」と言います。
見積を依頼する際には必ず「下取り車」の有無を確認されます。 年式の古い車両や走行距離の多いクルマあるいは「不人気車」を下取りに出す場合にも注意する必要があります。
そういう車を下取りに出してしまうと逆に見積の金額が高くなってしまう場合があります。少々古いクルマでも下取りに出せばいくらかにはなりそうなものですが、実際に下取り査定価格には「ゼロ査定」が存在します。
査定額がゼロでも下取り手数料や査定料が掛かってしまい、結果的に赤字となり見積の総支払額が高くなってしまうというわけです。

新車値引術

総支払額の抑制
新車の価格で重要なのは「総支払額」です。「総支払額」は車両本体価格のほかに様々な諸経費を加算したものです。 車両本体価格だけを見ていると値引可能な範囲も車両本体価格に限られてしまいます。
新車を安く買うためには「総支払額」で見積を取り、それを抑制すると大きな値引が得られます。
車両本体価格を値引してもらうのは当然ですが、支払い総額の中の様々な項目で抑制が必要ですので、 何よりもまず「総支払額」で見積をとりましょう。見積を取れば何にいくらかかるのかが明確にわかります。ローンでの購入を考えている場合はその利率を知ることもできます。

見積をもらったら細かいところまで詳細に検討しましょう。余分な費用が入っていればカットし、まずは絶対に必要な最低限のベースで考えて計算します。
すると自ずと納得のできる目標(支払い総額)が見えてくるでしょう。その目標と見積金額の差が値引要求の基礎になります。

それを頭に入れてオプションや付属品なども加えた数パターンを検討し、支払い総額と「できあがった車」で納得のできる組み合わせを見つけます。

いずれにしても、ディーラーに見積を依頼するのが最初の重要な一歩となります。是非見積もり依頼をしてみましょう。
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